使用頻度はそれほど高くないのですが、あれば便利な多色&多機能ペン。色数や芯の繰り出し方もいろいろですから、そういう意味でも興味を引かれる筆記具です。
というわけで今回は、僕が好きな多色&多機能ペンをピックアップしてみました。
まずはトンボ鉛筆のリポーター4。いわゆる4色ボールペンです。「2」と「3」もありますが、色数に関係なく同じ軸径(12ミリ)であることと、せっかく多色ペンを買うのだからという理由で「4」にしました。
主な特徴としては「丈夫な強力板バネ式クリップ」「色ごとに異なる形のノックボタン」「ノック音の低減機能」などが挙げられますが、ロゴ(フォント)にも魅力を感じます。結局僕は、それらすべてを含めたこのペン全体の「デザイン」が好きなのです。
ちなみにリポーター4の軸色は他にも「透明」と「透明ブルー」がありますが、色によってこれほどイメージが異なるモデルも珍しいかもしれません。僕はこの「スモーク」の一択ですが、迷うようであれば、それぞれの色を所有することも単なる「色違い」とは別の意味がありそうです。
さて、こちらは同じくトンボ鉛筆のZOOM L102。軸径10.5mmの軽量アルミボディに2色ボールペン(黒・赤)とシャープペンを搭載した多機能ペンで、2+1(ツープラスワン)とも呼ばれているタイプです。
芯の繰り出しは「振り子式」。出したい芯のマークを上にしてノックし、解除はサイドのボタンを押します。高級感がありカッコもいいのですが、実際の操作は前述のレポーターのようなスライドボタン(レバー)の方がわかりやすくて、確実で、早いです(笑)
シンプルだけど上品でカッコいいロゴ。
* 軸の黒い部分もアルミです(ラバーではない)
結局、好きな多色・多機能ペンの両方がトンボ鉛筆の製品となりました。性能もしっかり評価したうえでの結果であることはもちろんですが、やはりデザインが秀逸ですよね、トンボさんは。
さて、こちらはパイロットの2+1 LIGHT。2色ボールペン(黒・赤)+シャープペンの多機能ペンとしては侮れない存在として番外的にご紹介するのですが、残念ながら廃番になってしまったようで、現在はノベルティカタログ商品(名入れ専用商品)になっているようです。なのでもしどこかの企業名入りで手に入った場合には安易に処分せず、ぜひ使ってみてください。
で、このペンの好きなところはですね、シャープペンの芯出しを「ノックボタン」(画像では軸尾の透明ボタン)ですること。要するに一般的な単体シャープと同じようにノックできることなのです。これ、スライドボタン(レバー)タイプの多機能ペンで探すとなかなかなくてクリップでノックするものが多いのですが、僕はあれが嫌い(苦手)なのです。そのペンばかり使っていればそのうち慣れるでしょうが、僕にとっての多機能ペンは頻繁に使う筆記具ではないので、たまに使うとどうしても指が「いつもの場所」に行ってしまいます。なのでシャープペンのノックは「いつもの場所」で「いつもの動作」じゃないと困るのです。
また、多機能ペンはその構造上「芯」がぐらつきやすいのだけれど、これはしっかりしてます。もしかすると個体差があってたまたま当たりだった可能性もあるけど、とにかく僕が使っているものは安価なモデルとは思えないくらい優秀。あと、グリップに余計なすべり止め加工をしていないのもいい。安価なモデルほどラバーグリップ率が高くなるのだけれど、これはプラ軸そのまま。たとえそれがコストダウンのための「手抜き」だったとしても僕にとってはありがたいことです(笑)
そんなわけでこのペンは外出時のバッグに入れてあります。安価な2+1(ツープラスワン)の多機能ペンは、そんな用途にぴったりです。
企業ノベルティでもらったボールペンにこのロゴが付いていたら「アタリ」です(笑)