玉響

たま‐ゆら【玉響】
時間の経過のごくわずかなさまをいう。しばしの間。ほんの少しの間。暫時。副詞的にも用いる。

[補注]「万葉‐二三九一」の「玉響昨夕見物」の古訓、「たまゆらにきのふのゆふべみしものを」から生じた語と思われる。「ゆら」は、玉のふれあう音。その音をかすかなこととし、そこから短い時間の意に転じたものとする。

コトバンク(精選版 日本国語大辞典)より