しらぬがほとけ【知らぬが仏】
知っているからこそ腹も立つが、知らなければ、仏様のようにすました顔でいられる。見ぬが仏。転じて、当人だけが知らないですましているさまをあざけっていう語。
– 大辞林 第三版 –知れば腹も立つが、知らないから仏のように平静でいられる。また、本人だけが知らないで平然としているのを、あざけっていう語。
– デジタル大辞泉 –
あざけりの意で使われる(知られる)ことが多い語だが、「知らぬ」ことを肯定的にとらえた語釈(大辞林によれば「本来の意」と解される)は、情報という名のノイズに踊らされて(支配されて)いる社会へ向けての金言ともいえる。