弥治郎系、佐藤裕介工人の大野栄治型作り付け枝梅 4寸(約12センチ)
一足早いバレンタインプレゼントとして妻からもらったこけしです。きのうご紹介したこけしと一緒に届きました。こちらは一点ものをゲットできたのでウェブショップの写真で見たこけしそのものが送られてきたわけですが、実際に現物を目の当たりにすると魅力も倍増します。
まず4寸という大き過ぎず小さ過ぎないサイズがこのこけしの愛らしさと存在感をうまくバランスさせているように思います。いいなぁと思えるこけしって、技術とは別の「感覚的」な部分がけっこう大きいんですよねー。
栄治のこけしと比較すると表情がかなり明るくかわいくなってますが、それはやはり「目」の違いが大きいですかねぇ。ただこのこけしは大野栄治の「型」であって「写し」ではない、平成26年の「佐藤裕介のこけし」ですからね。伝統を継承しながらもその時代や工人の特徴が出るからこそ、「比較」したり「選ぶ」楽しさがあるわけです。
大野栄治のこけしも欲しいんですけどねぇ。ヤフオクにも時々出てますが価格と状態が釣り合うものがなかなかなくて手に入れることができずにいます。ま、これも出逢いというか引き合わせですからね。焦らずにその時を待って、いずれは同型を並べたいと思っています。