KUMのオートマチックロングポイントシャープナー(KM26オートマチック/AS2M)
1で軸だけを、2で芯だけを削る2段階方式が特徴のシャープナーです。さらに両サイドには2ミリと3.15ミリの芯研器も装備。これ一つで鉛筆と芯ホルダーの両方に対応できます。
* 現在は「箱」ではなく、「透明袋」で販売されているようです。
フタを開けると鉛筆削りと芯研器の刃が各2枚ずつセットされており、ケース上部(画像では左)には替刃(鉛筆用)が2枚収納されています。
左が軸削り用、右が芯削り用。
というわけで、新品の鉛筆を削ってみましょう。
まずは軸を削ります。軽くてなめらか、シュルシュルと気持ちのよい削り心地です♪(撮影用にフタを開けています)
内部はこのような状態。オートマチックの名のとおりこれ以上は削れないようになっています。
軸削り完了。
今回削ったジャノメ鉛筆は硬度(HB)の割に芯が太めだったようで、ネジのような螺旋痕がくっきりとついています。つまり軸削り中に、芯も少し削れちゃったということですね。ま、多少削れても折れたり崩れたりしなければいいんですけど、この後三菱の9800HBで試してみたら螺旋痕はうっすらで、ほとんど目立ちませんでした。
さて、今度はもうひとつの穴で芯を削ります。
このような鋭角ロングな状態で、芯先もキンキンに尖って削れます。しかも仕上がりがヒジョーに美しい!
2ミリのホルダー芯も(3.15ミリは持ってない)キンキンです。
もちろんただ尖らせればいいってもんじゃないんですけど、これだけ「キレイに尖らせる」っていうのはやはりスゴイ。KM26オートマチック/AS2Mはちょっと特殊で趣味的な要素が強い鉛筆削りですが、高性能であることも確か。趣味として「削ることを楽しみたい人」も、実用として「きれいに尖らせたい人」も満足できると思います。
(旧記事に加筆して再投稿)