出さない(出せない)手紙

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前記事をアップした翌日に購入し、じっくりと時間をかけて読みました。

「ツバキ文具店」というタイトルから文具にまつわる物語を想像する方もいらっしゃるかと思いますが、帯の通り「代書屋」に舞い込む依頼、つまり「手紙」がメインテーマです。

手紙…。最後に書いたのはいつだったろう。

言いたかったありがとうと、言えなかったごめんなさい、か…。実はオイラにもそれを伝えたい人が二人いるんです。でも、連絡先がわからなくなっていたり、亡くなっていたりで手紙を出すことさえできない。感謝と謝罪の気持ちを伝えられないまま、二度と会うことができなくなってしまった後悔。それは決して大きな傷ではないけれど意外に深くて、いつまでも鈍く痛むのです。

というわけで、オイラは「出さない(出せない)手紙」を書くことにしました。相手に届かない(伝わらない)わけですから自己満足でしかないのかもしれないけれど、「言いたかったありがとう」と「言えなかったごめんなさい」を、素直に、正直に、文字に込めてみようと思います。

ツバキ文具店 小川糸

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