上手ではなく、魅力的な文字でありたい

字が上手くなりたい。書く度に、見る度にそう思う人は多いと思います。

でも、「上手な文字」って何でしょう。

例えば自分が読み書きできない文字ってありますよね。ハングル、アラビア文字、欧米人なら漢字とか。で、そうした文字を見た時、少なくともオイラはそれに対して上手下手を意識することはないように思えるのです。というか感じられないですよね、その字を知らないんだから。

欧米人は漢字を絵(形・図柄)のような感覚で見ている。みたいな話をよく耳にしますが、だとすれば日本で字が上手いとされる人が書いた字よりも、オイラの書いた字の方が魅力的に見えるかもしれません。「この歪んだ線がたまらないね♪」とかw

また日本人が日本語を見るときでも、例えばそれが著名な作家の原稿だったり風情のある店の看板だったりすれば、たとえそこに書かれている文字がいわゆる「下手(乱暴)な字」だったとしても魅力的に見えます。というか、だからこそ強く伝わってくるものがあるようにさえ思えてしまいます。

そう考えると上手な字というのは実に曖昧です。そもそも自分の字は誰にも真似できない唯一のものなんですよね。さらに言えば自分でさえもまったく同じ文字は二度と書けない。そしてその文字は、ある状況と組み合わさった時に隠されていた魅力が発揮される。そう思えば自分の字が愛おしく、自信も持てる気がするのです。

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