弥治郎系、佐藤裕介工人の誠古型細くびれロクロ 7.5寸(約23センチ)
最初に見た時には面描をかしげ過ぎかなと思ってスルーしたのですが、なぜかとても気になってしまって、真っ直ぐなものもあったのですがこちらを選びました。
ふっくらとしたやさしい表情がいいですねー。かしげた面描も角度によってより強調されたりやわらいだり。第一印象も大事ですが、長い時間をかけてじっくりと眺めないと気付かないところも多く、それがこけしの深さですね。
顎の傷は購入時にはなかったもの。地震で倒れて(落ちて)付いてしまいました。非常に残念ですし腹立たしいのですが、これから何十年と付き合っていけば傷や汚れはしかたのないことですし、それを恐れてしまいこんでしまったのでは意味がない。これも歴史の一部だと思うことにします。
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