猛反省

木地処さとうさんに裕介工人のこけしを注文しました。

オイラがこけしを買う時に必須にしているのは現物を見て買うこと。同じ工人が同じサイズで同じ型を作ってもまったく同じものはできませんから一つ一つが微妙に違います。特に表情の違いはこけしの印象を大きく変えてしまいますから、ネットで買う場合は例えばヤフオクのように「写真のこけし=実際に送られてくるこけし」であることを条件としています。ですから今回工房に注文したのも「一点もの」。ここ数日何度も画像を見てようやく決断に至ったわけです。

で、注文後しばらくしてから納期連絡のメールが来たんですけれども、「つい先日売れてしまったので同じもの(型)をお作りします」とのこと。納期は約2週間。工房でも平行して販売しているので「ネット上で在庫があることになっていても実は売り切れてた」というのは割とよくあることですし、納期的にも急いではいないのでそれはいいんです。問題は「送られてくるこけしが事前に確認できない」こと。これはオイラにとっては大問題です。

もちろんキャンセルという手もありました。しかし今回はオイラの希望する「イメージ」をお伝えして、あとは裕介工人にお任せすることにしました。ただでさえ抽象的なイメージを文字で伝え、それが工人によってどんなふうにこけしに表現されるのか。そうやって完成したこけしには「好み」とは別の価値があり、送られてくるこけしを事前に確認できなくても必ず満足できると思ったんです。

ただね、今になって後悔、というか猛反省してるんです。こけしというのは工人さんの「作品」なのだから、買い手が、ましてやズブの素人がああしてくれこうしてくれと口を出すものではないんだよなぁ。工人は伝統と自分の職人魂にのみ従って作り、それに価値を見出した人が買い手となる。それが筋ってもんですよねぇ。

というわけで、どんなこけしが出来上がるのかすごく楽しみではあるけれど、自己嫌悪にも陥っています。またオイラの不躾な注文(態度)を工人さんはどう思っただろうか・・・等々、気分がスッキリしない買い物になってしまいました。きっぱりとキャンセルするか、作ってもらうのであればすべてをお任せするべきだったなぁ。

スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA